ドラレコ(ドライブレコーダー)は、事故やトラブル時に証拠として重要な役割を果たしますが、
シガーソケットを使って取り付けるのが一般的です。
しかし、軽自動車ではシガーソケットが一つしかないことが多く、他のデバイス(スマホ充電器やナビ)との併用が不便な場合があります。
そこで今回は、「ドラレコでシガーソケットを使わない取り付け」というテーマで、シガーソケットを使わずにドラレコを設置する方法とそのメリットについて詳しく解説します。
Contents
1. なぜシガーソケットを使わないドラレコ設置が便利なのか?
軽自動車のオーナーにとって、限られたスペースや設備を最大限に活用することが求められます。
ドラレコをシガーソケットに接続すると、スマホの充電やその他のデバイスに使えなくなることが問題です。
シガーソケットを使わないメリット
- デバイスの同時使用:スマホ充電器やポータブルナビなどをシガーソケットで使えるようになります。
- スッキリした車内:配線が露出せず、車内がすっきりします。特に軽自動車は狭い空間であるため、配線を減らすことで見た目や使い勝手が向上します。
- より安全な配線:シガーソケットを使わない配線方法は、電気的な接続がしっかりしているため、接触不良や誤作動のリスクが減少します。
2. シガーソケットを使わずにドラレコを設置する方法
ドラレコをシガーソケットを使わずに設置する方法はいくつかあります。
ここでは代表的な3つの方法を紹介します。
① ヒューズボックスに直接接続
もっとも一般的な方法は、ヒューズボックスに直接接続することです。
車両の電源を利用してドラレコに常時電力を供給できるため、シガーソケットを占有しません。
手順
- ヒューズボックスを確認:まず、車のヒューズボックスの位置を確認します。通常、ダッシュボードの下や助手席の側面にあります。
- 電源取り出しヒューズを使用:専用の「電源取り出しヒューズ」や「ヒューズ電源アダプター」を使用して、ドラレコに電源を供給します。常時電源とアクセサリー電源の2つを確認し、適切な接続を行います。
- 配線を隠す:ドラレコの配線は、内装の隙間にうまく隠して車内をすっきりさせましょう。
準備するものとしては、まずソケット電源を使います。
これでドラレコの電源がシガー電源から直接電源に変換できます。
あとは、電源取り出しヒューズを使います。
実際にこれらのパーツを使って取り付けた内容は、姉妹サイトのDIYでプチカスタムを参考にしてみてね。
② OBD2端子を利用
もう一つの方法として、車両のOBD2端子を利用して電源を取る方法があります。OBD2端子は車の診断用ポートで、電源を供給できるだけでなく、車の走行データも取得可能です。
手順
- OBD2アダプターを購入:対応するドラレコ用のOBD2アダプターを購入します。
- 接続:運転席近くにあるOBD2ポートにアダプターを差し込み、ドラレコと接続します。これにより、エンジンをかけた際に自動的にドラレコに電源が供給されます。
③ USBポートから電源供給
最近の軽自動車には、車内にUSBポートが装備されていることがあります。
このポートを利用してドラレコに電源を供給することも可能です。ただし、USBポートの出力が弱い場合もあるので、動作確認が必要です。
手順
- USB電源アダプターを確認:ドラレコがUSB電源対応の場合は、USBケーブルを使って接続します。
- 配線の取り回し:USBポートが中央コンソールにある場合、配線が露出しないようにカバーや内装の隙間に通します。
これはドラレコの電源供給がUSBになっている場合のみです。
3. シガーソケットを使わないドラレコの取り付けでの注意点
① プロに依頼するか、DIYするか?
ヒューズボックスやOBD2接続など、車両の電源に直接関わる作業は、専門的な知識が必要です。
自信がない場合は、プロの業者に取り付けを依頼する方が安心です。
特にヒューズボックスへの接続は、誤った接続が車両の故障やトラブルの原因になる可能性があります。
② ドラレコの電力消費
シガーソケット以外の電源供給方法を選ぶ際には、ドラレコの電力消費にも注意が必要です。
特に常時録画機能があるモデルは、車両のバッテリーに負担をかけることがあります。
駐車監視モードを利用する場合は、バッテリーの過放電を防ぐための「バッテリー保護機能」付きのドラレコを選ぶと良いでしょう。
4. おすすめのシガーソケットを使わないドラレコ
最後に、シガーソケットを使わない取り付けが可能なおすすめのドラレコを紹介します。
コムテック ZDR-018
- 特徴:オプションのHDROP14で直接電源に接続可能。駐車監視にも対応
- おすすめポイント:夜間の高画質撮影に強く、運転中の安心感を提供。
まとめ
軽自動車にドラレコをシガーソケットを使わずに取り付けることで、他のデバイスとの併用がしやすくなり、車内がすっきりと整理されます。
ヒューズボックスやOBD2ポートを利用した取り付けは少し手間がかかるかもしれませんが、長期的に見て利便性や安全性が向上するため、ぜひ挑戦してみてください。
プロに依頼する場合でも、シガーソケットを使わない設置方法を検討してみる価値があります。