スズキのエブリイは、軽箱バンとして多用途に活躍する車ですが、バックカメラが標準装備されていないモデルも多いです。
バックカメラを後付けすれば、駐車や後退時の安全性が大幅に向上します。
本記事では、エブリイにバックカメラを取り付ける際の配線方法や注意点を詳しく解説します。
初めて挑戦する方でも安心して取り組める内容になっています。
Contents
1. エブリイにバックカメラを取り付けるメリット
駐車が簡単に
狭い駐車スペースや見通しの悪い場所でも、バックカメラがあれば安全に駐車できます。
軽自動車の大きさでバックカメラは必要ない…と思うかもしれませんが、駐車場に車を入れる際に、「どこまで下がれるか?」を確認できるのが便利です。
安全性の向上
死角をカバーし、歩行者や障害物の確認が容易になります。
車両価値の向上
後付けバックカメラは、車の利便性を高め、将来の売却時にも有利になることがあります。
2. バックカメラ取り付けに必要なもの
工具・材料
- バックカメラ本体
後付けする場合、汎用的なRCA接続できるバックカメラが必要になります。
- プラスドライバー
プラスネジは、様々な場所で利用されているので、必須です。
車種によっては、ボルトを緩めるためのボックスドライバーも必要になります。
- 内装剥がし工具
バックカメラを接続するために、カーナビを取り外す必要があります。
パネルを外すための内張剥がし工具が必要です。
- 絶縁テープ
- 配線クリップまたは結束バンド
3. エブリイのバックカメラ配線手順
手順①:取り付け位置の決定
エブリイのバックカメラは、ナンバープレートの上部やリアハッチの中央に取り付けるのが一般的です。
- 注意:リアハッチの開閉を妨げない位置を選びましょう。
最もオススメなのは、取付キットを使って純正と同じ位置に取り付ける方法です。
上記の取り付けキットと合わせて、バックカメラ取付用の純正のドアハンドルが必要になります。
純正部品になるので、懇意の車屋さんやスズキディーラーに問い合わせれば、取り寄せてくれます。
手順②:カメラ本体の取り付け
- 上記の取り付けキットを使えば、ドアハンドルに綺麗に固定できます。
手順③:配線の取り回し
- 映像ケーブルの配線
カメラから車内に映像ケーブルを引き込みます。エブリイのリアハッチの配線用ゴムブーツを通すと、見た目がスッキリします。 - 電源ケーブルの配線
映像ケーブルと合わせて電源ケーブルを配線します。これにより、バックギアに入れた際にカメラが起動します。 - 車内までの配線引き込み
映像ケーブルを車内に引き込み、カーナビやモニターまで配線します。内装の隙間を利用すると見栄えが良くなります。
手順④:カーナビまたはモニターへの接続
- 映像ケーブルをカーナビまたは専用モニターの「バックカメラ入力端子」に接続。
- 電源(アクセサリー)・バック配線・アースを接続します。
- 必要に応じて設定メニューでカメラを有効化。
手順⑤:動作確認
バックギアに入れ、カメラが正しく映像を映すか確認します。
問題がある場合は、接続箇所や電源を再確認してください。
詳しい取付方法は、姉妹サイトDIYでプチカスタムにまとめております。
ぜひ参考にしてみてください。
4. 配線時の注意点
防水処理
リアハッチから車内に配線を通す際、防水処理を徹底してください。
防水テープやゴムブーツを活用しましょう。
特に、リアハッチとボディの間にある蛇腹ゴムを元に戻すことを忘れないようにしときましょう。
配線の固定
配線が緩んでいると走行中の振動でトラブルの原因になります。結束バンドやクリップを使い、しっかり固定しましょう。
バッテリーへの負荷
配線ミスがあると、バッテリーに負担をかける可能性があります。電源の取り回しには十分注意してください。
5. バックカメラのおすすめモデル
- Kenwood CMOS-230
高画質で手頃な価格。取り付けも簡単。
- Pioneer ND-BC8II
- Panasonic CY-RC100KD
防水・防塵性能が高く、長期間使用可能。
6. バックカメラ取り付けのよくある質問
Q1. 素人でも取り付けできますか?
基本的な工具が揃っていればDIYで可能です。
ただし、配線作業に不安がある場合はプロに依頼するのが安心です。
Q2. ギアをリバースに入れても、カーナビがバックカメラに切り替わらない
- カーナビの設定ミス
カーナビの設定で、「バックカメラ:ON」になっているか確認してみましょう。
- カーナビ側で、リバース配線が接続されていない
カーナビの接続情報画面にて、リバース配線が接続できているか確認しましょう。
リバース配線が接続できていないと、カーナビはギアがリバースになったことを検知できません。
Q3. ギアをリバースに入れると、画面が真っ暗で何も映らない
カーナビ側はリバースを検知してバックカメラ映像に切り替えていますが、バックカメラの映像信号が入力されていない状態です。
- バックカメラの電源接続が正しくない
アクセサリー電源・バック配線・アースが正しく接続されているか、確認してみましょう。
- 映像ケーブルの断線
内装や車の内部を通す場合、強引に通すを断線する恐れがあります。
特に車の内部は鉄部分が鋭利になっている可能性があります。注意です。
まとめ
エブリイにバックカメラを取り付けることで、駐車や後退時の安全性が大幅に向上します。
本記事で紹介した配線手順を参考に、DIYで取り付けに挑戦してみてください。防水処理や配線の固定をしっかり行えば、安心して長く使えるバックカメラが完成します。
バックカメラの取り付けで、エブリイの使い勝手をさらに向上させましょう!
コチラの記事も参考にどうぞ。