「車のサブウーファーが鳴らない」「昨日まで鳴っていたのに急に音がしなくなった」
そんなトラブルは意外と多く、原因を正しく絞れば自分で直せるケースも少なくありません。
この記事では、サブウーファーが鳴らない時に確認すべきポイントを 分かりやすく・順番に 解説します。
Contents
■ サブウーファーが鳴らない時の主な原因

サブウーファーが鳴らない症状は、大きく以下の5つに分類できます。
1. 電源が入っていない
最も多い原因が「電源トラブル」です。
チェックするポイント
- 電源ランプ(LED)が点灯しているか?
- ACC電源からの電圧が来ているか?
- アースが適切に接続されているか?
- バッテリーフューズが切れていないか?
特にアース不良は多く、ボディとしっかり接触していないだけで音が出ません。
2. RCAケーブル(またはスピーカーライン)が抜けている
ナビやオーディオ側の出力が接続されていない、または緩んでいるケースです。
チェックポイント
- RCAプラグが奥まで刺さっているか?
- 左右の接続が逆になっていないか?
- スピーカーラインのギボシが外れていないか?
特に車両整備や荷物の積み下ろしでケーブルが抜けることはよくあります。
3. リモート線(アンプリモート)が断線している
パワードサブウーファーの場合、「ナビ側からのリモート信号」が来ないと電源が入りません。
よくあるトラブル
- リモート線がギボシから抜けた
- 配線が細すぎて断線
- ナビ交換後、リモート線未接続
電源ランプが点かない場合は、ここを重点的に確認しましょう。
4. ナビ側の設定が原因
ナビ・オーディオ側の設定が「サブウーファーOFF」の場合、音は出ません。
設定で確認する項目
- サブウーファー出力 ON/OFF
- LPF(ローパスフィルター)
- バランス/フェーダーが偏っていないか
- イコライザー設定がおかしくないか
意外と「設定を触ったら鳴らなくなった」というパターンが多いです。
5. サブウーファー本体の故障
内部アンプの故障やスピーカーユニットの断線など、物理的故障の可能性もあります。
症状の例
- 電源は入るが音が出ない
- ボリュームを上げても振動がない
- 焦げ臭い・異音がする
この場合は修理より買い替えの方が安いことが多いです。
■ サブウーファーが鳴らない時の「対処法」を順番に解説
鳴らない時は、以下の順番でチェックすると最短で原因を特定できます。
STEP1:電源(ACC / 常時電源 / アース / フューズ)を確認
まずは電源周りから。
電源ランプが点かないなら、電源系がほぼ確実に原因です。
STEP2:入出力(RCA / スピーカー線)の確認
次にオーディオ側との接続を確認します。
- 奥まで刺さっているか
- 緩んでいないか
- 配線が断線していないか
RCAを左右入れ替えると、サブウーファー側の問題かナビ側の問題か切り分けできます。
STEP3:リモート線の確認
リモート線が正しく接続されているか確認します。
STEP4:ナビ・オーディオの設定をチェック
サブウーファー設定をONにするだけで直る場合があります。
STEP5:本体故障の可能性を考える
配線・電源・設定をすべて確認してもダメなら故障の可能性が高いです。
■ どうしても直らない場合は?(プロに頼むメリット)
原因が分からない場合は、無理に分解せず カーオーディオ専門店や量販店に相談 しましょう。
プロに依頼すると以下のメリットがあります。
- 電装トラブルを短時間で特定してくれる
- 配線の断線など見えない部分も点検可能
- 自分で原因を探すより結果として安く済むことも多い
■ まとめ:サブウーファーが鳴らない原因の80%は「配線か設定」
サブウーファーが鳴らない原因は難しそうに見えて、実は…
ほとんどが「電源」「RCA」「リモート」「設定」のどれか です。
順番にチェックすれば、初心者でも解決できる可能性が高いので、ぜひこの記事を参考にトラブル解消してください。

