スポンサーリンク
スズキ・エブリィ(バン/ワゴン)は、一般的な乗用車と違い エンジンルームがフロントシートの下 にあるため、ボンネットの構造も独特です。
そのため、
- レバーを探しても見つからない
- どこを押せば開くか分からない
- 「ボンネットが開かない」と困ってしまう
という声があります。
この記事では、エブリィ(DA17)共通で使えるボンネットの開け方 を、初心者でも迷わないように手順付きで解説します。
スポンサーリンク
Contents
■ エブリィのボンネットは他の軽自動車と違う
エブリィは他の軽自動車と違い、エンジンがボンネットにないので、少し違います。

主な役割は、
- ラジエーター液(LLC)確認
- ウォッシャー液補充
- ラジエーターキャップ点検
などを点検作業する場所です。
■ エブリィのボンネット開け方【DA17】
◆ 1. 運転席足元のレバーを引く
運転席の ドアを開けた左下あたりに黒いレバー があります。
- レバーには「ボンネットの絵」が印刷
- 手前に引くと「バチッ」とロック解除
これでボンネットが少し浮き上がります。

※ここで完全には開きません。次の工程へ。
◆ 2. 車の前へ回り、ボンネット中央のロックを探す
ボンネットの中央より少し右側に、指が入る隙間があります。
そこに セーフティラッチ(安全ロック) があり、手で押すことで解除できます。
- 指を差し込み、左または上方向へ押す(型式による)
- ロックが外れるとボンネットが持ち上がる
◆ 3. ボンネットを少し持ち上げてロッドで固定する
ボンネットは軽いため、片手で簡単に開きます。

- ボンネット裏に収納された支え棒を取り出す
- 指定された穴に差し込んで固定
■ 閉め方(重要)
閉める際は次の手順で確実にロックしましょう。
- ロッドを元の位置に戻す
- ボンネットを手で下ろす
- 20~30cmほどの高さから「ストン」と自然落下
- しっかり閉まっているか前側を軽く押して確認する
※手で強く押し込むと歪む場合があります。
■ ボンネットが開かない時に確認するポイント
「レバーを引いても開かない」というトラブルは、以下を確認してみましょう。
- ▶ 1. レバーが軽い → ワイヤーが外れている可能性
- ▶ 2. ボンネットが浮かない → ロックが硬くなっている
- ▶ 3. ラッチ部が固着 → グリス不足
固着の場合はラッチ部分に潤滑剤(KURE 5-56など)を軽く吹くと改善するかもしれません。
※ 無理にこじ開けるとラッチ破損の原因になるので注意。
■ エブリィでボンネットを開ける場面とは?
エブリィは商用利用も多く、以下のような点検作業でボンネットを開けることがあります。
- ラジエーター液の交換周期チェック
- ウォッシャー液補充
- ラジエーターキャップ点検
- エアコン冷媒漏れの簡易確認(フロント側)
DIY整備をする人にとっては、開ける頻度が高めです。
■ まとめ|エブリィのボンネットの開け方は簡単だがコツがある
エブリィのボンネットはエンジンが無く、独特な構造。
手順は以下の3ステップです。
- 運転席のレバーを引く
- 前側のセーフティラッチを押して開ける
- ロッドで固定する
慣れれば1分もかからず開けられます。
点検のために覚えておくと、エブリィのメンテナンスが格段に楽になります。
ぜひ参考にしてみてください。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

